【千葉から下道ビジホ旅12】静岡② ヤマハ掛川工場、スズキ歴史館、大井川川越遺跡、ビジネスホテル ラクーネ島田

静岡県島田市には南北に大井川が流れています。

江戸時代東海道の要所だったこの場所には橋がかけられず、行き来する人は川越人足と呼ばれる専門の集団を雇う必要がありました。専門の集団と行っても増水時には行き来できないことも多く、旅人は何日も島田で水が引くのを待つこともあったそうです。

 

そんな大井川の川越を管理したのが島田の代官、そして川庄屋と年行事と呼ばれる専門職の人たち。そんな川越制度の様子を今に伝えるのが大井川川越遺跡です。

 

島田から西へ25kmほど行くとヤマハ掛川工があります。静岡県には掛川市ヤマハ、そして磐田市のカワイと見学できるピアノ工場が2ケ所ありますが、この時期に見学可能だったのはヤマハだけ。予約が必要ですがピアノに関心がある人なら泣いて喜ぶレベルの内容です。

 

更に西に走り浜松市にはスズキ歴史館という企業博物館があります。

 

その名の通り織機時代からのスズキの製品と歴史についての展示館なのですが、バイクを含め3台のスズキ車に乗った身には興味深いことこの上ありません。歴史館と道を挟んだ反対側にある工場の見学はできませんが、車の製造過程を説明する大掛かりなブースもあり、これもかなり興味深い内容です。

 

このエリアでは前述したカワイのピアノ工場も見学を再開したようですし、航空自衛隊の広報館楽器博物館など社会科見学的な見どころは多くあります。都心の渋滞にさえ注意すれば、静岡県は「千葉から下道ビジホ旅」にうってつけのエリアです。